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Koba atsu

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17:管理人のみ閲覧できます by on 2017/02/16 at 01:13:23

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Italian Volume5 ”10手目の黒番に注目(後編)”

全日本やら学科の勉強や新歓とかで忙しくこちらに手が回っていませんでしたが、約1ッ月ぶりの更新です。
Italian Volume5の後編では前回同様下の局面での黒番の手から、Italian の形で役立つアイディアを書いていきます。
jkbjsbl.png
ちょっと前回から時間が空いたのでもう一度上の局面を簡単に振り返ると、
白はd4を安全に突いてセンターを確保するために、Nd2-Nf1-Ng3のマヌーバーリングを目指していて、そのための準備としてh3で黒のNg4を警戒してからのRe1でf1のマスを空けたところです。

前回は上の局面でNe7?!とBe6、Re8について学びましたが、今回はNh5!のアイディアを見ていきたいと思います。

まず黒の狙いとしては簡単で、d2の白ナイトが行きたいg3のマスを先回りして抑えてしまい、クイーンをf6のマスへ展開していこうとするもので、前回の黒が10...Ne7?!と指した際に白でNh4をお勧めしたのと同じアイディアなので、~Point~はそちらを参照してください。

ここで注目すべきことは、h5のナイトがd1のクイーンでディスカヴァードアタックできるように見えて実はできない点です!
どういうことかというと、f3のナイトをどければh5に効くので11.Nxe5とすると一見ポーンがとれたように見えますが、11...Nxe5! 12.Qxh5 Nxd3! よりd3のポーンが落ちてしまうので、ダメということです。
これは白マスビショップがb3のマスに引いてしまったせいで、d3の守りが弱くなってしまったことが原因です。
ではBb3を入れずにc4にビショップをおいたままナイトをg3にマヌーバーリングしていけばよかったのかというと、そんなに簡単な問題ではありません。

下図はBc4-Bb3を入れずにRe1と展開しNf1-Ng3のマヌーバーリングを目指そうとしたところですが、ここでVolume3でお勧めした形が役に立ちます。
vvuudgbds.png

Volume3ではビショップがb6に引くとNd2-Nc4から当てられて困るため、a6と突いてa7まで引いたほうがいいと書きましたが、実はこのa6にはもう一つ狙いがあります。
というのはここでNa5!と指すとa6のポーンがb5を抑えているため、ビショップとナイトの強制交換が入るのです!
このビショップは白のアタックのキーピースだったので、それを取ることで黒は優位に試合を進められます、このため白側としては黒のa6を見たらBb3を指すと覚えてしまってもいいでしょう。
~Point~
・a6はb5のマスを抑えることで、c4のビショップをNa5から取りにいく狙いが生まれる。
・白はa6を見たらBb3を入れるべき!(Bb3はa6が来なくても指していいくらいの有効な手)
・ビショップがb3に下がり、d3のマスが弱まったことでNh5と上がれる!

話を10...Nh5に戻します。
11.Nf1 c1のビショップの道を開けることでナイトのアウトポストであるf4をカバーします。
11...Qf6 12.Be3 相手のクイーンが出てきて何もしないと攻められてしまうので、ビショップをe3に置きd4のサポートをします。
12...Nf4 あれ、先にアウトポストへ入られてしまったぞ?、でもご心配なくここで白には面白い反撃の手があります!
13.Ng3!
cvhvvos.png

この一見普通に見える局面は実はかなりのを含んでいます。
13...Be6? 14.Bxf4! Qxf4?? 15.Nh5!!
まあ実際にこの局面を並べてみてもらえれば毒の正体がわかると思います。
他にも上で14...xf4 15.Nh5! Qg6 16.Nxf4 Qg3!? 17.Nxe6 Bxf2 18.Kh1 xe6 19.Bxe6+ Kh8 20..Rf1 ポーンアップ
また
13...Ne7? 14.Bxf4! Qxf4?? 15.Nh5!!
Be6と同じですw
こちらも14... exf4 15. Nh5 Qg6 16. Nxf4 Qg3!? 17. Qd2 Bxf2+ 18. Qxf2 Qxf4 19. e5! 主導権を持っている白良し

と普通の手っぽいBe6やNe7がダメという点がこの局面の特徴で
13...g6 14.d4
と黒にナイトの侵入経路を防ぐための不自然な手を指させる間に白はセンターを固めることができます。
とは言っても黒も相手のキング近くに駒を集めていて、色々チャンスがあるので面白いと思います。
(まあ日本だと、Nh5を指せると、指した後のの局面をちゃんと指せる人が少ないため、大体の場合白が勝手にミスして勝たせてくれますが…)

~Point~
・Nh5とQf6、Nf4から黒は攻撃を見せられる!
・白はBe3からd4の突きを目指し、Ng3からトラップを仕掛けられる!
・上の二つまで理解してれば、日本で負けることはほとんどないはず(自分は負けなかった笑)

これまでVolume3~5にかけてd3型Italianのメインラインについて説明してきました。
自分が理解している概念や注意しなければならない点については大体書けたので、このVolume3~5にかけての3巻を見てもらうだけでも色々と勉強になると自信を持って言えます!

この後のVolume6からはVolume2で話したように、Bc4型はItalian とHungarianの2つしかないのでそのもう一つの「Hungarian Defence」について書き、その後黒の序盤における奇妙な手をちゃんと論理的に指摘していく「Odds & Early deviation]を書いていきます。
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17:管理人のみ閲覧できます by on 2017/02/16 at 01:13:23

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