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Koba atsu

Author:Koba atsu
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Italian Volume5 ”10手目の黒番に注目(前編)”

Italian Volume5では10手目の黒番の手から考えていきます。

jkbjsbl.png
上の局面はItalian Volume3における最終局面において白が
10.Re1
と入れNf1-Ng3のマヌーバーリングを目指そうとした局面です。(Italianといったらこの局面から試合が始まると考えているくらいの重要な局面です)
ここでの黒の手を考えてみるにあたりデータベースを見てみましょう。

10...指された数勝率(*)平均レート
Nh5!497542305
Be6348572267
Re8205562323
Ne7?!91612255
*勝率は白から見たものです

まあRe8はほとんど次にBe6と指しBe6のラインと合流するので一緒に話していくとして、まずは10...Ne7について考えていきます。

Ne7の狙いは黒も白と同じようにg6へナイトをマヌーバーリングさせていこうというものです。
実際このアイディアは重要でNをg6におくことでNf3-Nh4-Nf5のマヌーバーリングを防ぐことができます。
白としては
11.Nf1 Ng6 12.Ng3 Be6 13.d4!
とg3にナイトを回し、e4を補強しd4を突く感じでもそれなりに満足でしょう。
しかし黒としてもセンターは取られているものの思い通りにナイトをマヌーバーリングでき不満はありません。
そこで私のお勧めは
11.Nh4⁉
この手には3つの意味が含まれています。
~Point~
1.まず単純にg6を押さえつけ相手の展開を遅らせていて、またh4のナイトはf5もにらんでいる
2.Ne7により相手のクイーンのd8-h4のダイアゴナルの効きが弱まったためh4がそれなりに安定している。
3.f3のマスがクイーンのために使え、Qf3の後Bxh6がスレッドになる。

図にするとこんな感じです

suvofvgfvu.png

黒はやりたいことを抑えられ、逆に白のアタックが加速してるので普通に困ります。
ということでNe7は黒の手としてお勧めしません。

次にBe6の形ですが少し複雑なのでeditorを使います。


注目すべきこととして
~Point~
1.Be6-Qd7のセットアップからのh3切りにはいつも警戒する必要がある。
2.最終局面(15.Kh2)はパソコン曰く黒十分だが、黒から狙いが作りにくく何を指せばいいか難しい

まあそんなこんなで黒側で10手目にお勧めするのが10...Nh5!なわけですが、そちらはVolume5の後編で話していきます。

~まとめ~
1.10.Ne7はNh4から相手のやりたいことを防ぎながら攻めに転じられる
2.10.Be6のセットアップは黒としてh3切りの狙いがあるものの、それをつぶされると何をやっていいか難しくなってしまう

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